I-OPEN PROJECT

GOOD DESIGN
I-OPEN PROJECT
参加者募集2024/9/20-10/10まで

社会課題解決を、知財から考える。
I-OPENERが集い語らう
I-OPENフォーラム23開催

I-OPENプロジェクトは、様々な社会課題の解決に取組むゼブラ企業、非営利法人や個人事業主の方々(I-OPENER)と、知財やビジネスに精通した専門家のサポーターとが一つのチームになって、共に考え、行動し、知的財産を活用しながら社会課題を解決できるようにサポートする伴走支援プログラムです。

23年度も、多様なI-OPENERがプログラムを活用し、社会課題の解決に向けて、さらなる前進を見せてくれました。これらの事業者同士の交流の機会として、3月4日(月)15時半より、住友商事が運営するオープン・イノベーション・ラボ「MIRAI LAB PALETTE」にて「I-OPENフォーラム23」を開催。I-OPENの事務局であるソニーデザインコンサルティング株式会社の山内文子氏の司会により進行し、約90名が参加する貴重なミートアップの機会となりました。本稿では、登壇した10組のI-OPENERの活動を紹介し、イベントの模様をお伝えします。

1

OPEN REMARKS

特許庁 I-OPEN プロジェクトチーム長
武井 健浩 氏

特許庁 I-OPENプロジェクトのチーム長を務める武井健浩氏による、開会のあいさつから始まったI-OPENフォーラム。「今年で3回目のフォーラムであり、初の対面による開催となったことを、喜ばしく思います。知的財産権は収益最大化のために独占するための仕組みと捉えられることが多いですが、I-OPENでは社会課題を解決する仲間を増やすための仕組みと捉え直しています。コミュニティとして繋がるこの機会を、ぜひ有効活用していただきたいと思います」。このように挨拶があり、フォーラムへの想いを語りました。

2

I-OPEN活動報告セッション

I-OPEN PROJECTでの活動を
I-OPENERとサポーターとで振り返ります。

10社の発表後には、I-OPEN Round Table 伴走支援WGで有識者を務める鮫島正洋氏から、講評がありました。「今年初めてリアルな対面の場を持つことができ、初めてI-OPENの真価がわかった気がします。私も企業の事業計画の発表やピッチなどを聞く機会は多いのですが、I-OPENは社会課題に取り組み、人生をかけて成し遂げようとしているものばかりで、聞いていてとても気持ちが良い。来年もこのような機会を持てたら良いと思います」。

3

I-OPENコミュニティの
今とこれから

I-OPEN コミュニティ
コミュニティマネージャー
小菅 隆太 氏

その後、I-OPENコミュニティマネージャーの小菅隆太氏より、これまでの活動の振り返りと、サポーターを交えたトークがありました。現地視察や勉強会など、リアルの場での活動を増やし、関係者だけに閉じない形を模索して活動を進めた今年度。サポーター陣からは、「以前参加した時よりも活動がはるかに豊かになり、アイデアを発想する刺激になった」「大阪万博を子供が知財に親しめる場にし、そこからグローバルな世界に出ていくような流れを作りたい」「サポーターとI-OPENERがお互いにゴールに向かっていくプロセスこそが、メンタリングの効果だと思う」といった意見が交わされ、会場も大きく頷いていました。

4

CLOSING REMARKS

 I-OPEN Round Table コミュニティWG
有識者 西野 修一朗 氏

最後に、I-OPEN Round Table コミュニティWGで有識者を務める、住友商事株式会社の西野修一朗氏に、閉会のあいさつをいただきました。「私たちもMIRAI LAB PALETTEを運営しながら、この場所にどんな人たちが集まるのが理想的か、そこでどんな価値を発揮できるか、苦心して考えてきました。ここで繋がった縁が生かされるようサポートしていきたいですし、リアルな場を継続できるように努めていきます」。

この後、同会場で懇親会が行われ、参加者同士が名刺交換をしたり、意気投合して新しいプロジェクトを構想するなど、I-OPENのミートアップらしいシーンが多く見られました。

昨年度まではオンライン開催でしたが、23年度は対面式のミートアップとなったI-OPENフォーラム。参加者が集い、その想いを共有しあう貴重な機会となりました。I-OPENプロジェクトの24年度以降の活動も、すでに始まっています。社会を変えるイノベーションの萌芽に、ぜひご注目ください。

I-OPEN PROJECT 22
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